Oregon Wineries -オレゴン州-
オレゴン州は、カリフォルニア州の北に位置する太平洋に面した州です。北緯45度あたりに位置するウィラメット・ヴァレーは、フランスのプルゴーニュ地方とほぼ同緯度にあり、ワイン産地としては冷涼な地域に属しますが、初夏から秋にかけてほとんど雨の降らないオレゴンの気候はビノ・ノワールの生産に理想的です。アメリカ国内のワイン生産量においてはカリフォルニア州、ワシントン州に次ぎ第3位を誇ります。
700以上のワイナリーがありますが、年間生産量5,000ケース以下の小規模な家族経営が多く、Sustainability(持続可能性)を大切にし、オレゴン州独自の認証プログラムLIVEやSalmonSafeがあり、環境保全型農業をモットーにぶどう作りに取り組んでいます。
1979年にパリでゴーミヨ誌が主催したビノ・ノワールのブラインド・テイスティングにて、オレゴンのジ・アイリー・ヴィンヤードが、プルゴーニュの銘醸ワインを抑えてトップ10入りし、翌年ボーヌで行われたプラインド・テイスティングでは2位に入ったことで、オレゴン州はビノ・ノワールの生産地として世界的に認められるようになりよした。