PORTUGAL

ポルトガル

〜ポートとマディラだけじゃない秀逸なワインの魅力〜

ポルトガルのワインの歴史は古く紀元前600〜500年頃にフェニキア人によって始められて以来ずっとワイン造りを行っています。(8〜11世紀のイスラム教徒ムーア人の占領の時期はアルコールを禁止されていたので、その時代を除く)。
世界三大酒精強化ワインとしてポートやマディラは有名ですが、近年では優れた葡萄を生み出してきた伝統を尊重しながらも、地域の気候や特徴を活かした秀逸なスティルワインを造り注目を集めています。1986年にEUに加盟して、高い経済成長と企業の民営化を遂げると共にポルトガル復興対策としてワイン産業も投資を受けて、品質も急速に向上しました。EU加盟以降、ワイン法も整備され現在は原産地称保護D.O.P.(D.O.C.ともラベル表記可)、地理的表示護I.G.P.(Vinho Regionalともラベル表記可)、Vinhoの3階層があります。2016年には、D.O.C.が31、I.G.P.が14認められています。
ポルトガルの2017年のぶどう栽培面積は、約19万2千ヘクタール、2020年のワイン生産量は約640万ヘクトリットルで、ぶどう品種は多く250種を超える固有品種があります。
地元品種に、白のアリント、アルバリーニョ、マルヴァジア、ロウレイロなど、赤のトゥリガ・ナショナル、トリンカデエイラ、アリカンテ・ブーシェ、アラゴネス、トゥリガ・フランカなどがあります。
ポルトガルは、1人当たりの魚介消費量も多く、お米の消費量はヨーロッパで最多ということからも日本と似た食文化をもつ国です。

ポルトガル産ワイン一覧